背徳の檻

昭和40年、その女は私のものだった美しく儚い兄と結婚した。

季邑 えり

ヒューマンドラマ 完結 過激表現
14分 (7,849文字)

33 93

あらすじ

 昭和40年、東京オリンピックが終わり、また気怠い夏がやってきた。 木造平屋建ての奥の部屋からは、毎晩障子を開け放してまぐわう兄夫婦の声と音が聞こえてくる。  真理恵は読みかけの本を閉じた。あの、美

目次 1エピソード

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません