さざなみのはざま、しじま

【優秀作品】今なら月の、夜の歌さえ聴くことが出来るだろう。さざなみと、月が水面に揺れる歌を。

荒野羊仔

14分 (7,873文字)
2/2 超妄想コンテスト「もう少しだけ」優秀作品に選出。

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あらすじ

彼とは生まれた時からのお隣さんで、ベランダから互いの部屋を行き来できるような、絵に描いたような幼馴染だった。海に面した白い壁の家。共働きで家に居ない家族よりも、幼馴染の彼の方が一緒に過ごした時間が長い

感想・レビュー 1

超・妄想コンテスト裏会場『もう少しだけ』👑銀賞受賞作品 公式優秀賞受賞作品

かなり親密な幼馴染に対する気持ちに由来する少女の心を描いた作品。緻密な心理描写や、それが揺れ動く様とさらには逆に固形化してしまっている様子が読んでいる者にも主人公同様心の澱としてたまって行くのを感じま
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