受賞

私の雨音

二人の雨音が聴こえてくるといいな

浜風 帆

青春 完結
14分 (7,999文字)
二人の雨音が聴こえてくるといいな

54 2,385

あらすじ

幼馴染二人。 聾者で、先天的に全く音が聞こえない小夏未夢と、お調子者のユウ君、春森優彰が作り出す二人の雨音の物語。 ※表紙はフリー素材 ACphoto ※作中に少し出てくる三宅太鼓は三宅島の「牛頭

目次 1エピソード

感想・レビュー 4

才能に感激しました。

「雨音」という課題からこんなにドラマチックな物語を紡ぐ才能に感激しました。「絵」の世界と「音」の世界が融合する様は「感動」の一言です。とても刺激を受けました。ありがとうございました。
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とっても素敵な話でした

動物園の柵が障がい者を隔てる柵のメタファーになることを、小学生の二人は多分意識してなかったんじゃないかな。単純に直感で〈異なるもの〉との境界を作らなければならないと思う私と、必要ないと思うユウ君。 そ
ネタバレあり
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あなたと一緒ならどこへだって行ける

「健常者と障がい者の間に柵なんてない」というみんなの綺麗で残酷な言葉。聾者である主人公未夢にしか分からない苦しみ、惨めさ、葛藤。 その心理描写だけで終わらないのが、この物語の素晴らしい点の一つです。
ネタバレあり
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