約束のクリスマス

「クリスマスには必ず迎えに来るよ」とあの日、五歳の僕に父さんは約束したけれど……。

村川久夢

7分 (3,962文字)
過去の出来事で父を恨んでいた主人公が、父を理解し、過去の苦しみから自由になれる掌編小説です。

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あらすじ

母が亡くなって、一人で明と清を育てられなくなった父は、キリスト教系の施設「のぞみ園」に息子二人を預けた。明は五歳、清は三歳だった。 二人をのぞみ園に預けた時、父は二人に約束したのだった。 「クリスマ

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

父が迎えに来てくれると信じた子は、やがて大人になり……

父親に施設へと預けられた彼は、やがて大人になる。大人になって子供を授かり、クリスマスを過ごすことになった。 そんな彼は子供の頃、父親に施設へ置いていかれたという苦い記憶がある。父親はなぜ子供を置いて姿
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5分後に涙する作品、という感じですごく好き!

タイトルに惹かれて読んだんですが、すごく好きです!!最後の方、かなりウルっとしてしまいました。心があったかくなったし、クリスマスにまた読み返したくなります。始めたばかりの作者さんぽいのですが、どんどん
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