甘いコロッケとあの日の父を

離れ離れの親子の話

38ねこ猫

青春 完結
7分 (4,126文字)
少しだけあたたかい。1ページ500文字程度で読みやすくなっています。

3 105

あらすじ

僕が覚えている父の記憶は、連れて行ってもらった場所と食べさせてもらったコロッケの味。

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感想・レビュー 1

過去という言葉では精算できないけど、今と呼ぶには色褪せている。そんな物語です。

 主人公「僕」にとって、父親の記憶といえば子どもの頃に連れられて行ったパチ ンコ屋と、帰りに食べたコロッケの味。そうして社会人になった僕が、同じ町で、一人のくたびれた男に会う。その人は――。  すべて
ネタバレあり
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