塩買坂に雨が降る《今川義忠と伊勢新九郎》

室町時代中期、駿河の今川義忠の元に、幕府中枢に仕える男がやって来た。

鈴木 篠千

37分 (22,046文字)
その“新九郎”という男は、信じるに足りるのか?

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あらすじ

駿河今川家8代目、今川義忠は家祖からの悲願、隣国遠江制圧を狙っていた。 そこには初代足利将軍、尊氏と将軍家と今川家の綿密な関係があった。 そして、そんな駿河の義忠のもとに、京から使者がきた。その男

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公開日 2023/3/3