水野奏は断れない

春は、桜は、嫌いだ。

桃園すず

14分 (8,000文字)
雪乃かぜ様主催『御伽噺からはじまる物語』参加作品です。

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あらすじ

水野奏(みずのかなで)は断ることができない。 自己犠牲精神が強い奏は、仕事も恋人も家すらも失ってしまう。そんな奏の前に現れたのは、初恋の相手だった。 グリム童話「星の銀貨」を題材に書かせていただきま

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

お人好し少女へと同情が止まらない

職場をクビになり、恋人にもふられ、家賃滞納で家からも追い出される始末。突如として散々な状況に陥った奏はひとり、駅前のコインロッカー前でただ途方に暮れていた。そこに現れるひとりの男性。そして、ゆっくりと
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