小説家と卵の四角

とある店では、帰り際にお客様に卵を渡す

都鳥 早希

8分 (4,656文字)

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あらすじ

飲酒と会話のみの営業に方針転換した吉原。 とある店では、客は帰り際に卵を貰う。 かつて小説家を目指していた洋蔵は、友人に店に行くようにと勧められ、重い足取りで吉原に向かう。

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

レトロ浪漫な希望と憂鬱

これと言って 尖って刺さる展開などないのに ずぶすぶと痛みもなく いつのまにか深く腹に刺さり込み 姐さんと肩を並べた情景が やんわり神経を癒してくれる ヨウゾウ と言う 人間失格の主人公と同じ響きを
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