だから僕は今、目を閉じる

エブリスタウンの街で初めてのお年越し

絵空事

11分 (6,429文字)
足りなかったものを足してみた

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あらすじ

僕のスマホに朱里から買い物の指示が次々と届く。惣菜屋でどれを買っていいのかわからない僕に、朱里はあきれているかもしれない。 去年は一緒に過ごさなかったお年越し。 今年は高い日本酒も用意して、初めて二人

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

優しい文体で綴られた本作は、冷めた息を白く染めてくれるようでした。

寒空の下、スマホ片手に買い物をする主人の姿が目に浮かぶ。それは穏やかな大晦日を予感させる。 一転。私は主人公ではなく、その妻の姿に大きく胸を詰まらせた。思い描く未来と現実との狭間。どれだけの想いで彼女
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公開日 2023/12/27