@りかりー:3枚目 彼女と一也と見合せる? 聞いた瞬間に頭が真っ白になった。 今、彼女がはにかみながらも楽しそうに話しているのが一也だ。 紹介? そんなことをしたら付き合うに決まってる。 俺の紹介なら、奏の仲間ならば断れるわけがない。それくらいわかる。 「なあ、帯刀、どう思う?」 奏が笑いながらも本気顔で問う。 「……いいんじゃないか?」 「ふーん、わかった。ならこっちで段取りはする」 戸惑う俺に、奏はやけにつまらなそうに呟いた。 その一週間後。 彼女は眉を下げて心細そうに俺を見上げた。 一也と初めての公認デートだ。 彼女の頭を撫でてやりながら声を掛けた。 「泊まるなら、連絡くらい入れろよ」 「と、泊まりだなんて、そんな」 彼女は慌てて首と両手を振り、迎えに来た一也の車に乗ると出掛けて行った。 日が暮れる頃になって、奏が酒を片手にふらりと訪ねて来た。 「あの子、今頃は一也と食事かな?」 「さあな」 「海に行くと言ってたからな。眺めのいいホテルを予約してやった」 「……は?」 「当然だろう?付き合ってるなら」 なんてこった!泊まりだと!? 酔いなんて吹っ飛んだ。 立ち上がるとテーブルにあった車のKeyを掴んだ。 「間に合えばいいけどな。ほらよ」 奏がスマホを投げて寄越した。 わけもわからず、いても立ってもいられない。 車を飛ばし海へと向かう。スマホ画面にはホテルの予約が記されていた。 気づいたんだ。 失えないと。おまえを誰にもとられたくない。誰にも触れられたくないと! 「ミーっ!!」 正面に車をなげて駆け込み、最上階で食事をしていた彼女の腕を掴んで連れ出した。 「帯刀、さん?」 無我夢中で抱き締めた。 「やっと気づいたんだ。俺はおまえを最初から。俺を助けてくれたあの日から」 ───好きだったんだ 【完】 「一也、おまえをダシにして悪かったな」 こうなることは初めからわかってたと、奏は酒杯を傾けながらひとり笑った。
ミー
こんにちは。 ステキなお話ありがとうございました。嬉しかったです!
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忙しい中更新ありがとうございます。 女の子可愛いなぁって、楽しく読ませていただいてます。 まだまだ大変な事が多いと思いますが体調に気を付けて下さいね。
美都さん、今回もエッセイ楽しみにしています。 学校が始まって良かったですね。 長期間大変だったと思います。 それでも毎日楽しく過ごしているご家族の様子を見て(読んで)私も頑張らないと!と思ってました。 これからは少しは自分の時間が出来ますか? プロフに写真を入れてないのでページコメントをしない方が良いのかとか考えてたらスタンプするだけになってしまいました。 ごめんなさい。 これかも美都さんの小説、エッセイ読ませて頂けたらと思います。 よろしくお願いします🙇
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こちらこそ、よろしくお願いします😆楽しみにしてます🎶 私もコロナ太り?いや、その前から身体のラインも体重もヤバいことになって焦ってます😅 美都さんのように出来ればと思うんですがなかなか出来ません😢 少しずつですが毎日頑張って行こうと思います❗ まだ油断出来ない生活が続くと思いますが無理せず体調気をつけて下さいね😉
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緊急事態宣言が延長されまだ自粛生活が続くのか・・・と。覚悟はしてたけど、はぁ~😢 ウチの子は今年から社会人なのですが会社から自宅待機の指示があり何処にも行かず家にいます。 感染してしまったら会社に報告、家族も感染したら報告、大変です😅みんなで感染しないように気を付けてます。 美都さんも体調に気をつけて下さいね😆 引き続き小説、エッセイ読ませてもらいます。楽しみにしてます🎵 くれぐれも無理しないようにしてください✨
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自粛生活になって今までとは生活リズムが変わり忙しい日々のなか小説の更新や情報発信ありがとうございます🙇 疲れた時はゆっくり休んで欲しいですが、今は1人になる時間がなかなか取れないですよね。 美都さんの負担にならないように更新などして下さいね。
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愛人の浩平、どうなんでしょうね。明るく元気なイメージだから友達なら良いかな。 ⑤は義昭で決まりのような気がするけど、他はどうなるのか結果が楽しみです🎵
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家族みんなで美都さんの誕生日をお祝いしようとプレゼントや料理、ケーキを作ってくれたり良い1日でしたね。 うさちゃん&ねこちゃんがもう少し大きくなったら美味しい料理作ってくれますね😉
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美都さんなら格闘しながら楽しく子育て出来そうですね✨ 遅くなりましたが結婚記念日おめでとうございます。ご家族の楽しい様子が伝わってほっこりしました。うさちゃん&ねこちゃん、優しい女の子ですね。
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子供達が大きくなった時あの時は大変だとだったけど楽しかったね~なんて思い出話が出来ると思いますよ✨ 子育て中はアレもコレもと余裕なんてありませんよね。それも良い思い出になります😉 そう!ウチの子大きいです。今年から社会人です。
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今は学校にも行けないし制限もあったり親も子供もストレス溜まりますよね。でもそんな中、美都さんは子供達の事考えて色々やってすごいなって思います。私だったら出来たかな?って。 エッセイの中でうさちゃん&ねこちゃんの事読みながら子供が小さい時を思い出したりしてます😉
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こちらこそよろしくお願いします。毎日楽しみにしています。 家事育児を頑張ってる美都さんを見習わないと❗っと思いながら読ませて貰ってます。 うさちゃん&ねこちゃんにも癒されてます😊
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「退廃」毎日楽しみに読ませて貰ってます✨ ページスタンプいつの間にっ?でした。なんだろうって思ってたところ美都さんのエッセイ読んで、わかった次第です😅 リョウのこれからとっても気になります!出来れば途中で誰か来て止めて欲しかった~😣 ルイの過去も気になるし・・・ 更新楽しみにしてます🎵
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ありがとうございます✨ 今のところ卒業式は行うようなんですが学生と先生だけになるみたいで最終決定は週明けに決まるそうです。最後の卒業式が中止にならないなら親は行けなくても良いかなって思います。残念だけど😢
@奏音 美都:ミーさん 感想を寄せてくださり、ありがとうございます。レビューお礼SS 「別れの時」送付します❤️楽しんでいただけると嬉しいです。  ついに、この日が来てしまったんだ……  泣いて泣いて、泣いて……躰中の水分が全て出て行ってしまったんじゃないかと思うほど泣きつくし、枯れたと思っていても、類のことを想うと再び涙が溢れ出す。魂が震え、咽び泣いていた。  それは類も同じで、部屋から同時に出てきたふたりの瞳は真っ赤で、瞼が腫れていた。 「るぃ……」 「ミュー」  互いの名前を呼ぶと、きつく胸が絞られる。視界が歪む。嗚咽が、込み上がってくる。自然と互いを求め、手が伸ばされる。 「ほら、行くわよ!!」  そこへ、華江が階段を上がって二人の間に割り込んだ。美羽はビクッとし、伸ばしかけた手を引っ込めた。類が悲しげに美羽を見つめ、その視線から逃れるために俯いたその先の絨毯に涙が零れ、滲んでいく。  この日が来るまでに、何度類に説得されたか分からない。ふたりだけで逃げよう、ふたりだけで暮らしていこう、と。  けれど、美羽にはその勇気がなかった。どうしても両親を欺くことが出来なかった。世間から後ろ指さされて生きていくのが、怖かった。  美羽は、たったひとつの希望を胸に、生きていくことを決めた。  大学を卒業したら、類と一緒になれる。たとえ結婚はできなくてもずっと一緒に生きていける。 ーー次へ続く。
ミー
美都さん、「別れの時」ありがとうございましたm(__)m 悲しい別れですね😢 なぜ類は迎えに行けなかったのか、これからの展開楽しみにしています✨
こちらこそよろしくお願いします。毎日楽しみにしています✨ 夕食のメニューとか参考にさせてもらってます。料理もデザートも手際よく出来て羨ましい限りです😍
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こちらこそ😊 エッセイを読みながら共感する事や見習いたい事いっぱいあって毎日楽しみに読ませていただいています🎵 忙しいと思いますが体調を崩さないようにしてくださいネ✨
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こちらこそはよろしくお願いします😄楽しみにしてます🎶 うさちゃん&ねこちゃんのバトル?など読むたびにカワイイなぁ~ってクスッと笑ってしまってます😆
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美都さんのレベルには程遠いですが頑張ります‼️😆 料理も上手で羨ましいです😊
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毎日更新楽しみ楽しみしています🎶 美都さんのボディ羨ましい~😍 私も少しずつですが頑張ります✨
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