アンソロ掲載作品の改稿版ということで、懐かしい思いで読ませていただきました。 改めて、ふたりのキャラがいいなと思いました。 明るい太陽と落ち着いた朔で真逆のようですが、かけあいがいい感じにはまっていて

主人公は出張中のサラリーマン。歓楽街で声をかけてきた「モロタイプ」の女性にふらっとついていくと、そこはオカマバー。彼女が彼＝男だったと気づきつつも、その可愛らしさに恋してしまう……というお話です。

タイトルとあらすじから分かるとおり、傘目線の物語。 読者は傘の目線で少年たちの初々しい恋を追いかけることになりますが、登場する傘たちが個性的でユーモラス。くすっと笑わせてくれる会話を繰り広げていました

非日常を楽しむエンタメものが多い中、これはありふれた日常の中でのありふれた恋愛を魅力的に描いた作品です。 彼らとは知らずに街ですれ違っているかもしれないと思わせるような、自然なキャラ造形が素晴らしい。