尾瀬月都
ミステリー、特にパズラーの世界は袋小路に入ってしまっている。 トリックは出しつくされ、既存のトリックの変容、応用を使いまわすより仕方ない状況である。 四半世紀ほど前に遡れば、綾辻行人らの新本格派が現
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尾瀬月都
恋愛物はエブリスタにあふれています。 そのあまたの作品に比べて、この作品、ひいては作者がとくに優れているのは、 簡潔な文体にあります。虚飾《きょしょく》を連ね、作品を損ねてしまうものが多いなか、事実
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尾瀬月都
テンポも雰囲気もきれいな作品ですね。 美少女と無生物との取り合わせはいろいろな例があるかと思いますが、梅雨と取り合わせたところが面白い。 文章も巧みでこのままでも十分かと思いますが、個人的な好みを言
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尾瀬月都
子猫さんの純文学がとても好きです。 あちこちに散りばめられたディティールのきめ細やかさ、そして響き合い。 たしかな文体に裏打ちされて、安心してゆったりとした気持ちで読むことができます。 小鈴という
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尾瀬月都
うなりました。 これはすごい。二転三転する展開もですが、私が特にすごいな、と思ったのはラストです。 表の展開の巧みさに隠れがちですが、作者の真骨頂は人間の心理の書き方にこそあるのだと私は思います。
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尾瀬月都
私はろくにコーヒーもいれることができませんが、喫茶店のコーヒーのにおい、雰囲気。 とても好きです。 このエッセイではまるで本当に喫茶店でコーヒーや紅茶を飲んでいるような素敵な気分を味わうことができま
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尾瀬月都
私はこの物語を別の場所で拝読したことがあります。 ジャズ、郷愁、過ぎ去ってゆくもの。 すべてが絶妙に調和して、素敵なメロディーを奏でていきます。 成長と取り返しのつかない過去。 相反するものが同時に
尾瀬月都
率直に言って、異世界転生というジャンルに対して馴染みが薄く、レビュー等も控えていました。 ですが、この作品にはすごく惹かれました。 それはおそらく主人公が現実逃避のためではなく、自然発生的に死んで
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尾瀬月都
私も横溝正史、ことに獄門島のファンなので、楽しく読ませていただいています。 小夜子など横溝作品のオマージュと思われる登場人物もいて、思わずクスリとしてしまいました。 ただ、筆の達者な方だけに気にな
尾瀬月都
日本という国は難しい国だなあ、とよく思います。 島国だから、鎖国をしていたからという単純なことではなくて、文化・宗教面だけを捉えることが非常に難しい。日本という国が文化・宗教・政治を不可分のものとし
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尾瀬月都
素晴らしい! まさかエブリスタで本格SFが読めるとは思えませんでした! 文句なしの星5、いや、それ以上を突き抜けています。 文章もプロ級の文章で非常に上手い。 ですが、それゆえにこれをプロが書か
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尾瀬月都
きれいな言葉の流れ、まさに川の流れのようなお話でした。 結局はどこにもたどり着かないのだけれど、やはり生きている以上、流れていかなければならない。そんな諦念のはざまでの出会い。やはり、きれいです。で
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尾瀬月都
※ここから先はすべて褒め言葉です。 ワゴンセールに積まれた質の悪いC級サウンドノベルをプレイしているような「俺だけしか分からないこのゲームのよさ」を文章で体感している気分だ。 性的な描写も、き
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尾瀬月都
日常の中でやり過ごしてる不思議なことってたくさんある。 そして、ほとんどの出来事は、やり過ごされて、忘却の彼方に消え去ってしまう。 この作品群にはそんなはかなさも描かれている気がする。
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尾瀬月都
小林さんは純文学を志向されているのだろうか? 流れるような文体、文章でよどみなく話が進む。 主人公の教師への気持ち、そして女の子への気持ちが少しずつずれているのも面白い。 一点、難を言えば、花言葉は
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尾瀬月都
文章がうまいのですらすらと読み進めることができました。 一方でこの設定、このプロットならもう一回転ほしかったという気もします。 重複表現に気をつけるともっと読みやすくなるかもしれません。
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