【つぶやき】黒曜 頼

雨降って地、固まる。血で固められた地面は果たして固まっているのか否か。あ、エブさん俺にペナ来ないってことはあの程度のグロありだと判断したんで今更ペナいらないのでﾉｼ

「どうしたの◯◯？もしかして怖いの？」いつも着ていた白の燕尾服を、真っ赤な鮮血で染めた●●はいつも通りの穏やかな表情で◯◯を見詰める。「あ……あ…………」 ◯◯の視線は、そんな彼の服や血でベッタリとした髪よりも、右手に持っているモノを捉えていた。けれどそれは酷く残酷で、それでいて今の彼には合っているものだった。そんな◯◯の視線に気づいた赤染めの彼は、本当にいつも通りの笑みを浮かべながらこう言うのだ。「この右手に持ってる“頭"がどうかしたの？」「……ああ……あぁぁ……」どこまでもどこまでも、残酷で残忍な彼は、薄ら笑いを浮かべていた。