大月透

腹の据わったハードボイルド

桐野夏生を思わせる淡々とした文章と非情な世界観――。ここで野暮ったいフェミニズムを語る気は毛頭ないけれど、それでも女性である作者が、女性風俗嬢の世界を描く、その勇気と覚悟がきっちりと伝わってきました。
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大月透

静かで強くて優しい

「最終候補作」の中でこのタイトルだけが浮かび上がって見えた。 これまで何度もしてそうしてきたように、冒頭だけ読んでページを閉じるつもりが、気が付くと一日と置かずラストまで読み切ってしまった。 その抜群
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