構成・描写ともに秀逸な「読ませる」ミステリー

四人の人物の視点で描かれているミステリーなのですが、書き出しからぐいぐい引き込まれます。 p. 1では謎だらけでしたが、巧みな叙述トリックでページを重ねるごとに真相に近づき、最後まさかのどんでん

悪を懲らしめるヒーローの正体は?

まず文章力高すぎます。痛快で謎めいた物語展開にグイグイ引き込まれます。 世の悪を懲らしめるヒーローの活躍に目が離せない! そしてラストのどんでん返し。 これはやられた!と思いました。
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じわじわ迫る恐怖に対する心理描写が秀逸な、短編ホラーの傑作

夏の夜にピッタリの怖い話です。 ハンゴンサマと呼ばれる悪霊とある一家の話なのですが、土俗的な怖い話大好きな私からするとかなりツボでした。 私事ですが以前、『呪怨』の清水崇監督が私が通っていた大
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若い頃の輝きが鮮やかな演劇の記憶とともに甦る

大佐戸さんの作品は病院を舞台にした作品が多い印象なのですが、この作品は主人公の女性が勤務する病院(現在)→高校の演劇部だった青春時代(過去)へと時間軸が移り変わりながら物語が進みます。 主人公の
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人怖を見事に表現した傑作

テレビ番組のくだりなど伏線の張り方が見事で、最後ぞっとするとともに不思議な爽快感の残る作品でした。 やはり、一番怖いのは人だと思わされます。 暑い夏にぴったりの作品です!
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秀逸な設定と神秘的な世界観

ホラーかな?という印象の書き出しなのですが、ページが進むにつれて神秘的で奥深い世界が広がります。 人と自然は切っても切り離せないもので、私達も数珠繋がりの生命の環の中にあるのだと感じさせられました。
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こんな栗拾いは怖い!

個人的にかなり怖かった! まさに異世界を覗き見るようなダークさのあるホラー小説です。
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夏の光は希望

ページを捲るたび、子どもの頃に感じていた夏の輝きが懐かしく蘇りました。 幼い頃抱いていた夢と希望の尊さを教えてくれる、美しく優しい作品です。 ラストの感動をぜひ味わってほしいです。
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静かな感動を呼び起こす名作

エブリスタを始めたばかりの時にたまたまこの小説に出会い、感動しました。 一羽のカラスと少年のお話です。 子どもだけでなく、夢を持つ、もしくは諦めかけている大人にも読んでもらいたい作品です。 清
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最後、驚きました

こんな世界線がどこかに存在したらいいな、と思いました。コメディタッチでクスッと笑ってしまうところもあったり。おすすめです。

キャラクターにハマる

内容も謎解き展開で面白いのですが、何より主人公の有馬というキャラクターが癖が強くて魅力的です。有馬と井口の対称性や会話も読んでいて面白いです。おすすめです。
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老人特有の視点の描写がリアルな、コミカルでシュールな作品

カルチャーセンターに通い始めた老人を、その友人の目線で描くという、ありそうでない小説です。描写がコミカルで、時折見せる老人特有の頑固さもあるあるな感じがして、個人的に面白かったです。現実にありそうな話
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とんでもで幸せなラストのどんでん返し

会社を舞台に主人公の名前から派生した小さな出来事が、軽快なテンポで綴られています。 二人の登場人物の会話がコミカルで、かつ社会の暗部をさりげなく映し出していてリアルで面白い。 ありそうでない展
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孤独を知るもの同士の儚く美しい邂逅の物語

ヴァイオリニストと画家の男性の一夏の邂逅のお話です。孤独を知るもの同士だからこそ聴こえる音があり、見える画があるのだと思わせられる、心揺さぶられる物語でした。何よりも文体が繊細で美しく、時に詩的でもあ
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秀逸な心理描写の光る、鈍い痛みの物語

私ごとですが、最近SNSや小説投稿サイトでお知り合いさんが誹謗中傷されているのを見て、危機感を抱いていまして。 物書きであれば少なからず内容に共感できると思います。 自分なら同じことが起きたら
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緻密に練られたプロットと爽快なラスト

タイムリープものが好きなのもあって、序盤から引き込まれました。前半は悲しい展開でしたが、神様らしき人が出てきてからはハラハラドキドキしながら読みました。 後半は無事にコロッケ食べさせられたらいいな、
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この作品は非公開になりました

神仏や絵画などに関する作者の知識・教養が半端ない

文才はさることながら、作者様の知識が光る作品でした。各所に散りばめられたシックスセンス、謎解き展開とてもいいですね。ストーリー展開もお祓いのシーンなどとても丁寧に描かれ、かつ臨場感あふれるものとなって
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人に対する温かな目線を感じられる

障害を持つ実の兄と別々に暮らす弟の心の交流、そして彼らを取り巻く人々の温かさに胸がいっぱいになりました。不良グループが陽一くんをいじめ入院してしまうシーンなど胸が痛くなる場面もあり、障がい者を取り巻く
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ファンタジーと一括りにするには、勿体無いほどの傑作

なぜ、この作品を読んでいて泣きたくなったのか。突き詰めて考えていくと、辿り着くのは「痛み」という一つのキーワードです。愛する姉を二度奪われた妹の痛み。作者様はそれを、どこか懐かしさを感じさせる文体で、
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この作品は非公開になりました

オムニバス短篇集に載っても良い

最初から、引き込まれるストーリー展開でした。台詞や描写から複雑な人間模様を浮かび上がらせ、尚且つ後半への伏線を張るという手法は、流石としか言いようがありません。胸糞悪い男たちの会話に、臭い靴下を投げつ
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ダークで耽美的な世界観が素敵

普段あまりダークなものは読まないのですが、この作品はとても興味深く拝読させていただきました。超短編の中に複雑な感情や情報が上手く詰め込まれていて、その独特な世界観に引き込まれました。主人公が憎き教師を
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