感想・レビュー一覧 5件

この小説は、選択の物語。そして、選択できなかった物語です。 最愛の人を突然に失った主人公。その喪失感は、冒頭より連なる序盤の描写で淡々と伝えられます。色彩の青を強調し最愛の人にその印象を被せて、強さ
ネタバレあり
2件
パニックストーリーの王道とも言うべき設定。 だけれども、ただハラハラドキドキさせられるだけでなく、切なく、哀しく、時に美しさすら感じさせられてしまうのは、ひとえに筆者の言葉選び、文章運びが丁寧、かつ、
ネタバレあり
6件
これは、とても不思議な物語。 たぶん、あらすじ的にこの設定だけを聞いたならば、そ、そんな無茶な話が?! と、思ってしまいそう。 ところが、物語を読むと、決してそんな風には思わない。まるで透き通った青空
ネタバレあり
1件2件
作品にお邪魔するのは随分と久しぶりでしたし、そんなに数を読んでいるわけでもないのですが、、今までで一番すっと物語が入ってきた気がします。 青への愛が。その深さが。それ故の、喪失感が。痛いほど伝わって
ネタバレあり
1件
読み終えた後、暫く言葉が出ませんでした。 奇跡の時間。それは、心へ直接語り掛ける時間です。私もずっと追っています。こんなにも優しく、儚く、切なく、限定された奇跡の時間を表現された手法に脱帽です。
ネタバレあり
1件1件

/1ページ

5件