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殺しても死なないわたしのココロ

小説 ファンタジー

殺しても死なないわたしのココロ

岡田朔

(10)

あわ踊り秋イベント作品

完結

20ページ

更新:2016/05/08

説明

コロニーIのメンバー

絵師様 損な梅干し様[リンク]/文士様 隣廼三庵様[リンク]/文士 岡田朔


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作品レビュー

にゃんデッド
にゃんデッドさん
【作品】殺しても死なないわたしのココロについてのレビュー

ネタバレ

まず、驚いたのは世界観。

名付け親としてはヤンデレっ娘が病んで病んで病み尽くすようなダークラブストーリーを想定していただけに、フィヨルドそそり立つ透き通るような大氷雪の秘境を目の当たりにして、さしもの脳内ヤンデレっ娘も圧倒されるあまり自らの存在のチープさを思い知ってしまったようです(なんだそりゃw)

ちょっと小悪魔な教授ノアと、彼を前に素直ではいられないリラが織りなす束の間のラブストーリー。フィヨルドに覆われた神秘の地で暮らす部族と、外からやってきた文明の間で軋む二人の一途な想いに胸が締め付けられるような感覚がありました。

氷に閉ざされた箱舟の中、緩やかに流れて行く時間を噛み締めるように読み進めて行くとしかし、所々に思わず首をかしげてしまう描写が。

こんなタイトルにしたのが仇になりました。表紙絵にもあるテキーラサンライズ。頭を殴られるように重たい響きの鐘の音。え、朔さん、ヤメテ、あの、ちょっと! おいいいいいぃぃぃ!!!!

とまぁ、だいたいこんな感じで絶望しました。このモヤモヤする読後感は朔さんの掌の上なのですね。ちっくせう!!

あの後、リラはいったいどんな人生を過ごすのでしょうか。ノアへの想いに区切りをつけて新たな恋を見つけるのか、はたまた、神話の一部となった彼を悼んで部族の司祭となるのか。

それを想像するまでが、この物語を味わうという事なのではないかと思いました。

最後に、大変遅れ馳せながら、お忙しい中、執筆お疲れ様でした!

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2014/12/17 23:08
コメント
ちゃにお
ちゃにおさん
【作品】殺しても死なないわたしのココロについてのレビュー

ネタバレ

海と、空に囲まれた極寒の監獄の檻の中で、何度想い、何度誓い、希望を絶やすことなく、ただ一つの願いと真実を胸に、どれだけの無念を引き摺り、生涯を終えたのか、そして、戻ってきたのか。

『殺しても死なない』
ノアを突き動かしたものは、次期長として、民族の誇り、そして、身体はなくしても心が求めてやまなかった、愛する彼女への余りに悲愴で儚い切々とした約束、愛。

物語の背景に広がる問題と経緯、その地に棲む者の習わし、ノアの運命を左右させた人間関係、それらすべてが寸分の狂いもなく、民族の問題提起と、また、守り通してきた一族の誇りを伝えてきます。

寒々しく、くらい、悲しみの檻の中で、ただひとつの願いを叶えられ、最期の最期まで諦めなかった、死ぬことさえ許されない、果たしたい願いが、愛へと変換されてから、もう一度読み直すと、ノアへのいとおしさに胸がいっぱいになります。

何度も読みました。
その度にこの愛いっぱいの読後感に満たされる。

うーーん、これはどう表現したらいいか分からなかった。伝えたいもの、伝えようとしているテーマはっきりとしているんだけど、なんだか言葉で纏めてしまうのがちょっともったいなくて。

ただ言えることは、まだ読んでない方はぜひ、読んでみよう、これですね……って、盛大なネタバレをかましておいて何を言ってるんだと言われそうだけども。

素敵な作品をありがとうございました。
また読み返すかもなぁ。
私の中では、秋イベで一番好きな作品になりました。
お疲れさまでした。

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2014/12/12 05:41
コメント(2)

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