このページのリンクアドレス

エブリスタ
シあワセ家族計画

小説 ホラー

シあワセ家族計画

シあワセ家族計画

神谷信二

(11)

幸せの真実に気付いた時、あなたは恐怖の底へ堕とされる……

完結

192ページ

更新:2015/05/21

説明

原案:神威遊[リンク]×神谷信二

執筆:神谷信二
表紙:神威遊
××××××××××××××××××××××××××××××××


37歳、斎藤拓也。

俺の生活は今、幸せに満ちて居るーーーー。


恋愛結婚で結ばれた同い年の妻。

16歳になる優しい長男。

6歳になったばかりの長女。

一軒家も持ち、年に一度は家族旅行に出掛けている。

世間一般的に見ても裕福で、幸せな家族と言っていい。

仕事もサラリーマンではあるものの、同時期に入社した同僚と比べると出世していた。

きっと10年、20年後は更に安定した暮らしを手に入れ、今よりも幸せな毎日を過ごして居るのだろう。


ただ、幸せな生活の中にも小さな悩みはある。

それは、長男が妻や長女とほとんど会話をして居ない事だ。

思春期なのは分かるが、このままでは理想の家族は完成しない。


そう、俺が胸に抱くシあワセな家族はーーーー。







この作品のタグ

作品レビュー

藤白 圭
藤白 圭さん
【作品】シあワセ家族計画についてのレビュー

ネタバレ

人の「記憶」というものが、いかに曖昧で都合よく作られているのか。
人の「心」というものが、いかに脆く、壊れやすいのか。
それに気が付かない「恐怖」がここに存在する。

現実でも、自分には記憶の無い事を、他人が覚えていたり、自分には記憶があるのにも関わらず、周りには全くその記憶が無かったり。
そういったことを誰しもが一度は経験したことがあるだろう。

その「違和感」「薄気味悪さ」「異様さ」

それらを見事に臨場感溢れる「恐怖」の物語として描かれた今作品。

一度目は、冒頭部分の幸せそうな家族から、徐々に引っ掛かる違和感、違和感、違和感の数々。

もしかして――――?

と、何度も思う場面もあれど、その真実に辿り着いた時、全ての違和感が点となって結ばれる。

そして、二度目。

タネあかしがされた後で読むと、人間の「脳」というものが、いかにご都合主義に「記憶」を塗り替え、生み出していくのかを目の当りにする。

そして、三度目。

それ以外の何とも言えない気持ちの悪さを感じさせる。
この男の「記憶」はどれが正しく、どれが嘘なのか。
彼は何度も何度も繰り返し、同じ「時間」を微妙に色々なものを加えながら生きているのか?
現実は何年もの時間が過ぎているにも関わらず、彼の「時間」だけが一定期間を繰り返しているのか?
だとすれば、息子が高校生というのも――――まさか?

読めば読む程深みにハマる恐怖。

これぞ、心理的ホラーの醍醐味。

流石の一言です。

神?神コンビの最恐ホラー。

刺激になりました。

最高です!

もっと見る

2016/10/03 09:54
コメント(3)

神谷信二さんのその他の作品

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント

参加しているイベントはありません