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バラとカスミソウ

小説 詩・童話・絵本

彩色世界

バラとカスミソウ

彩葉

(8)

わがままなバラと献身的なカスミソウ。だけど、二人の関係は…?

完結

11ページ

更新:2016/03/08

説明

[リンク]大人向け童話イベント「お姫さまが登場するお話」
主催者《ひろちん様》

わがままなバラ。
だけど、本当はとてもナイーブな女の子。

献身的なカスミソウ。
だけど、本当はただの世話好きな女の子。

そんな二人の関係は、回りから見たら、何かがおかしくて…。

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作品レビュー

金子@里見拓
金子@里見拓さん
【作品】バラとカスミソウについてのレビュー

ネタバレ

大人向け童話イベント「お姫さまが登場するお話」[リンク]

宣伝も兼ねたレビューをさせていただきます^ ^

ネタバレを含みますので、作品を読んだ後に、こちらのレビューを読んでいただけると嬉しいです。

さて、本作は、
人間でも動物でもなく、花をキャラクター化した物語。

共依存がテーマということですが、恋人関係や親子関係ではなく、あえて友情というのが良い感じです。

二人の関係性もわかりやすく、また、馴染み深い花であることから、設定としても入り易かったです^ ^

赤と白と黒、は幼児には集中しやすい色と言われていることもあり、童話や絵本にはその原色が使われている作品が多いらしいのですが、
そのためか、私の中でこのバラは赤いバラでした。

赤いバラ、白いカスミソウ、黒い〝病気〟

そんなイメージを持ちながら読みました。

作者さまや、他の読者の方々が、何色のバラを想像したか、とても気になります^ ^
読んだ方はぜひ教えてください。


ここからは作者様に。

今回、イベント参加作品へのレビューを書くときには、褒めるだけにならないよう気をつけています^ ^

私が個人的に少し気になったのはラスト二文、

『他の花たちは、バラとカスミソウをバカにしました。ですが、このできごとがドライフラワーの始まりとなり、枯れたあとも、バラとカスミソウはいつも二人で過ごせるようになりました』

童話には、こんなことがありまして、今このように言われるのは、これが理由なのです、という終わり方は珍しくないものです。

が、この作品においては、この二文は無しの方が、私には好ましかったように感じました。

『バラとカスミソウは、ずっと二人でいました。二人ともゆっくりと枯れていきます。だけど、それでも二人とも幸せを感じているのです。やがて、二人は枯れた姿で発見されました』

ここで終わる方が好きです。
何故なのかはうまく言えなくて(´Д` )すみません。単純に好みの問題かもしれません。

それとも、共依存という形が美しく終わるのが嫌だったのかも。

二人が枯れて、そのまま滅びてしまうのは可哀想かもしれませんが、
私は共依存という関係に理解はありますが、肯定派ではないので、共依存は永遠に美しさを保てるものではなく、滅びて終わって欲しい、
どこかで、そう思っているのかもしれません。

ともあれ、切なく興味深い物語でした^ ^
読ませていただきありがとうございました。

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2016/03/13 10:25
コメント(3)
 ことは りこ
ことは りこさん
【作品】バラとカスミソウについてのレビュー

ネタバレ

私が感じたままの想いを文字に変えたレビューとなります。m(_ _)m

まず面白いと思ったのは登場人物を人間ではなくお花で表現したところ。

重いテーマですがお花をそのまま主役にしたことですんなりと読めて童話らしくなっているなぁと思いました。


お花の世界では薔薇はやっぱりお姫様。

確かにそんなイメージは強いですよね。

そしてカスミソウは引き立て役。

でもなんだろう……少し違和感があったのはカスミソウかな。

カスミソウはお友達?

でも甲斐甲斐しく世話を焼くなら侍女かしら……とか。笑
あまりどうでもいいところでなんだか気になっちゃって。(^^;;

あえて読む側の捉え方に任せているのでしょうか。(^ ^)

素直になれない薔薇姫ですが、最後はカスミソウが大切な存在だと気付く。
けれど死を選んでしまう……(>_<)

カスミソウに対して薔薇姫はようやく素直になれたけど、わがままな自分を変えることはできなかった。

一方のカスミソウも、本当に薔薇姫のことを思っているなら、なぜ優しい言葉だけでなく、注意したり厳しさなども与えてあげなかったのかな、と思ったり。

薔薇とカスミソウには弱さしかなかったように思えました。

ラスト……
なんだかちょっと百合っぽい耽美な妄想をしてしまった私です。
\(//∇//)\

いろいろと考えさせられる童話でした。

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2016/03/09 13:38
コメント(1)

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