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朝焼けの約束

小説

妄想コンテスト集

朝焼けの約束

mimori @皆様に感謝!

(6)

大切なものを奪った朝焼けの海が嫌いだ

完結

12ページ

更新:2017/06/30

コメント:超・妄想コンテスト 第52回 「海」をお題に物語を書こう参加作品

説明

水平線から昇りくる太陽。

あの日の朝焼けの海で、僕は大切なものを失った。

数年後、あの日と同じ朝焼けの中で僕が得たものとは……?

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作品レビュー

ももたろう
ももたろうさん
【作品】朝焼けの約束についてのレビュー

ネタバレ

朝日を見ている僕にいつしか見知らぬ女の子が、まとわりつく。
子供らしからぬ暗く沈んだ神妙な面持ちは、どこから漂ってくるのだろうか?

家は近くなの、親はどうしたのと聞くが、明確な答えは無い。
「今は別の海に住んでいる」というこの子は、どこの誰なんだろうか?
『海が嫌い、朝焼けは嫌いって』、ではなぜ毎朝来ているの?
いくつかの疑問は、物語の後半へ引き継がれる。

移りゆく季節、それを感じさせてくれる空と海、大好きだった朝焼け。でもそれが心の負担に変わったことへの変化が、丁寧に描かれる。

カメラを持つことができなくなったあの日の出来事、その呪縛から解き放ってあげるためにやって来たあの少女は、いったい誰なんだろうか?

いま、ぼくの腕に抱かれ、再びカメラを手にすることができるようにしてくれた娘の顔は、10年後に開けるであろうあの写真に重なっていくんだろうな。
そういうことだったのか。

悲しみを消すことができない。だが、それを和らげることは新たな幸せに気付くことで、なしえる。そんな物語に深く共感させていただきました。

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2017/07/04 20:58
コメント(2)

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