わたせー 第8話 生はまこと不義に尽きる

愛嘘-20.これではまるで、奪い愛

「……お前、こんなとこで変な声出すなよ」

SD-2.爆弾低気圧のつくりかた

「子どもなんて、すぐ大きくなる。……女の子は特にな。早いぞ」

SD-4.真っすぐ捩れる恋心

「嫌いな人についていくほど、女の子は我慢強くないわよ」

愛嘘-15.それはまるで、毒のよう

「相変わらず、平和な思考だなぁ」

愛嘘-17.止まらぬ唯我独尊

「……才能ある人は言うことが違うなあ」「はん、売れるもんが人と違うだけの話だ」

SD-3.崩れ然る固定観念

なんで、全部気持ち悪いんだろう。……お前以外。

愛嘘-16.孤高の嘆息、偏執の寵愛

「ああ、みっともねえ。こんなこと話すはずじゃなかったのに」

SD-8.爆弾低気圧、発進

開かれたその艶やかな口唇に、吸い込まれるように口づけた。

SD-13.乾いた身体を潤して

俺は、女が嫌いだ。……大っ嫌いだ。だからよけい、泣かせてはいけない。

SD-14.溺れるふたつの体

とくん……と、さっき撃ち抜かれたばかりの心臓が、甘く疼いてまた血をこぼす。

SD-12.艶めかしい破滅

キスで窒息死したなんて話は聞いたことがない。

SD-10.凍えた身体には甘い痺れを

本当に締め付けて欲しいのは指なんかじゃねえ。

SD-11.苦味は甘味の後味

言葉で埋まらない時、他にどうして埋めればいいのか、俺には全然判らねえ。

SD-5.愛が何かを教えて欲しい

ああ、俺ほんとおかしい。この女だけに参りすぎて、触り方がまったく判らねえ。

SD-6.忍ぶれど

そんなつもりはないだろうが、頭を撫でる指先がその動きだけで俺を赦していく。

愛嘘-8.自己満足は嫌い

「なんで待たなきゃいけないの。兄さんには好きにさせるんだろ」

第5話 視線の鼓動

「こじれてるって、何が」「あたしが」

愛嘘2-18 猛獣チワワと愚鈍な魔女

世間のみなさんは、こういう面倒なもやもやをどうしてるんだろう。

愛嘘後日談 自立とは乖離のことである-1

この世には、２通りの人間しかいない。

愛嘘2-21 赤と青の戦場

──いつまでも小娘ではいられないし、いたくない。

愛嘘2-9 恋じゃなくていい

「──おかしなことにさ、すんごく苦しいんだ。莉々を見てると。莉々を、想うと」

愛嘘2-13 【Side:蛍太】飼い犬になりたい

「──莉々の面倒、一生見る気はある？」

愛嘘2-14 チワワが手を噛んでくる

「え、なに言ってんの。愛してるよ」

愛嘘2-15 飼い犬からの放牧

……愛されていることに溺れきって、飽きられたく、ない。

SD-15.パラノイアの隘路

今でも女は嫌いだ。男には到底理解できない理由で、嘘を吐く。

愛嘘2-16 オリオン・ブルーの君

こんな場面で泣いたら負けだ。

愛嘘2-17 可愛い子には旅をさせよ

好きな人にいやな思いをさせてまで知りたいことなんて、あたしにはない。

わたせー 第3話 生はまこと濁流に尽きる

──僕の口を、割ってみてください。

愛嘘2-25 ストロベリー・ソーダきらきら

「かわい……莉々、可愛いよ……死ぬ」