【前菜】夏の彩りと奇跡がラムネ瓶のように美しい文章で描かれた傑作です。読後の爽快感が病みつきになります。好きです。

【スープ】「透血病」に罹患した少女との青春の話です。読者が涙を流しすぎて枯れ尽きてしまう程の力を持った作品です。すごくすごいです（語彙崩壊）

【魚料理】初めて読んだその日からずっと頭の中に住み着いて離れない作品です。心理描写も風景も一級品で、80000文字の濃密な文学を読んだ気分になります。超オススメです。

【肉料理】非常に真面目に感性にぶっ刺さりました。文章構成力と繊細な描写が読者に様々な感情を与えてきます。この作品のおかげで「方言」が僕の性癖ストックに追加されました。大感謝です。

【メインディッシュ】一文目から阿透先生の世界が濃密に展開されていてこりゃ勝てないなと思わされました。綺麗なんて語彙ではこの感傷を語り尽くせません。もうずっと憧れの星です。

【サラダ】脳内で展開される葛藤と考察が読み応え抜群で、何度も咀嚼して味わえる作品です。細分化された地獄に浸れる名作です。

【デザート】甘ーい！会話文の瑞々しさと幸せで疲れが瞬く間に吹き飛ぶような気がします。愛とはこれだ！と正解を見せつけられた気分になりました。オススメです。

【ドリンク】人間関係を豊富な語彙と情景で描いた至高の一品です。コーヒーフロートから苦味やそこから生まれる旨味を想像出来てとても味わい深いです。