ヒロアキ

第一章、俊の章を読み終えて
 まだ物語の大枠が語られただけですけど、感想などを少し。  本作は青春とファンタジーがとても巧みに織り込まれているかと思いました。特にファンタジーな部分ですが、私の場合ですけれども、ファンタジーって、意識とかあるいは世界と別世界などの境界と言えばいいのでしょうか?大変曖昧といいますか、浸し合う様に語られるジャンルと思っています(飽くまでも私の感想です)。それが見事だと思いまして、最初から読ませてくれました。  かといえば、青春という分野でのスポーツ(体操)を題材にしたパートは、よほどお好きなのだろうということと、よく調べられているということが文章からとても伝わりました。楽しく書いていらっしゃるんだろうな~と。  よくファンタジー作家さんは「文体に魔法を宿す」みたいなことを目にするんですが、どういうことだろうと?と私も思っていました。それが今回よく分かりました。  浸し合うような時間や世界の境界と、リアルにかつ情緒豊かに描かれる青春ドラマが交錯する中で、気が付けばページをめくる手が止まらない。気が付けば、こんなに読んでいたと、「ああ、これが魔法なのかな?」とも思いました。そして、それはただ夢中に読ませるのではなくて、あれ?さっきはこうだった?おや?この時間ではこうなのか?などという感覚的なものが染み出してくる。気が付けば相当量のページを読んでいた。これがファンタジーだな~と要所要所でとにかく感じました。  しかし、これでもまだ物語の大枠が語られたのみなんですよね~。大作の予感をひしひしと感じながらも、引き続き第二章(しかも向井君ですか笑)を楽しませてもらいたいと思います。  
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ヒロアキさん、ありがとうございます!ファンタジー書きのヒロアキさんにここまで言ってもらえるとは思わず……めげずに書いてよかったと思いました。浸し合うように……という言葉は自分の中になかったですね。いかにリアルに書くかが小説の軸としてずっとあるので、そこにファンタジーをからめるのがすごく難しくてすったもんだしましたが……上手くいったようでホッとしました。 次は勇也の章ですよー暑苦しく時にクールにいきますよ~(笑)存分に楽しんで下さい♪(^ー^*)
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