優輝

サークルより、ご依頼ありがとうございます。 公開中の最新ページまで読ませていただきました。 推理物については完全に素人なので個人的感想は別途コメントさせていただきます。 語彙も多くて文章力は非常に高く感じました。 ただ堅苦しい語尾を意識しているためか、地の文の文末に連出する「~である」(及びその変形したもの、合体したもの)はくどく感じる箇所もあります。何気ない一文の文末を無駄に強調させているようなしつこさがあり気疲れしました。 今後に起こる不吉なことを予感させる伏線めいた「~知る由もなかった」「~だとも知らずに」が何度も出てきますが少々しつこいかと。最初の1回だけで十分に思います。 捜査の進め方、推理など釈然としない箇所は他の方が指摘済でしたので、それ以外で気になった点を冒頭より。 P2 最後の一文、「などと」の連用と読点の位置。【公衆も、独特の雰囲気などという】の方が自然かと。奇才高土、独特の雰囲気あたりはカッコで括ってあると読みやすいかも。 P3 K大のレベルにより世間の評価も変わるかと。そこが読み手に分からない。 「絶望の淵」と言うには齢三十ではまだ若いと思う。苦節十年の間の酷い生活ぶり等書かれていればまた違うかも。 “会話”“会話"←閉じカッコが統一されてない。 etc←この作品の文体には合わない気が。 P5 生け簀かねぇ←いけ好かねぇ 誰に問いかけるでもなく←警部補のセリフは問いかけの形はとってないかと。 P6 冗舌←この作品の文体なら饒舌の方が合うかと。常用漢字ではないですが本来は「饒」で、「冗」の方はいわば当て字。饒舌は一般的に読めないほど認知されていない語ではないかと。 P7 高土の異常さに拒否反応を示す読者は多い←河野のこのセリフはまるで作品を読んだかのよう。外見と言動でアンチ派になった人はそもそも読者ですらないということも併せて見直していただけると。 高土信者と呼ばれる程の←一文中に高土が二回も出てきてしつこいのと文脈的にも「高土信者」はただの「信者」のほうが良い気が。 P8 「え?」に続くセリフ、二つとも河野のものでは?別の人がしゃべったように見えます。 P10 恐らくこの質問に対する大方の解答はこの類のものであろうが←誰の予想?他の方の指摘で「著者の視点が気になる」とありましたがその類のもののような気が。 続きます。
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P10 答えは男にまた会えるからだそうだ←衝撃的な回答を強調するために「男にまた会えるから」の部分をカッコで括っては。 この辺の前後のページで「犯罪者」と言っているのは、ただの犯罪者ではなく「猟奇犯罪者」「異常犯罪者」等特殊な犯罪者を指すんではないかと。読み間違いだったらすみません。 P15 生命の灯火が弱まり、そして潰える様は何と儚く美しいんだ←この後に書かれている土井の人物像とは少し食い違いがある口調のように感じました(これは2回目読み直しながらの感想)。ここに限らず、土井は後半にいくにつれて頭の悪そうな子供じみた発言・行動が増えるので少々ブレを感じます。 江戸幕府が行ったキリシタン
P20 見ず知らずの女を泊めるなんて←女のセリフなのに男視点の言い方なような。見ず知らずの男の人に泊めてもらうなんて、では?もしくは見ず知らずの女を泊め「させる」なんて、とか。 女からすれば、男に無理に誘われたという既成事実が欲しかったわけである。どのような結果になろうと、酒で酔って魔が差したと思えば自分に言い訳ができるからだ。←この二文のつながりは論理的じゃないように感じます。最初の文は何かあっても「男のせいにできる」自己の正当化ですが後の文は「酒のせい」つまり自分が悪いと言うことも認めているし、それだとそもそも男に強引に誘われたという既成事実を作る必要もない。 女は得てしてこのギャップ
P36 「赤い狂気」の完成が三か月前と気付いた時点で、小山田の中では容疑者が作者・高土以外にも賞の審査員なり編集者なり増えるべきなんでは?高土に決めつけすぎ、と他の方からも指摘がありますが。他にも目を向けたうえで、やはり高土の「目」が異常犯罪者のソレだという刑事の勘でその考えをごり押しするのは良し。ですが他に全く目を向けていない様子は不自然です。 P37 親族にすら失踪事件として伝え←身内から捜索願が出ない限り警察側が動くことはない。警察から「失踪しました」と伝えることはありえないのでは。 P38 経歴だけ見れば、官僚コースの河野刑事と議論で勝てるだけの力量を有していないことを河野刑事は
長々と失礼しました。 以上です。 推理モノという作品の性質上、今回を含め過去に指摘された部分を直すのならなるべく早いうちがよろしいかと思います。 前の方の指摘部分がそのまま残っているように感じたので。 ……直したうえでの現状でしたら申し訳ありませんが、直近のレビューに指摘されているとおりに感じました。 特に重要な推理に関する部分が。 それでは、頑張ってください。
大変丁寧な熱のあるご指摘ありがとうございます! 僕自身、他の方々のレビューを反映出来ていなかったのは大いに反省すべき点だと思います。 改正点の列挙は、なにぶん拙い作品ですので相当な時間が掛かったでしょう(__;) 優輝様をはじめ、これ迄のレビュアーの方々の意見にも目を通し、それらをフィードバックすることで作品を再興する必要があると痛感しました。 勉強させてもらいました! 本当にありがとうございましたm(__)m
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こんばんは。 文章力においてはここ最近レビューさせていただいた中で一番だったと思いますよー!私のレビューは基本褒めないんで、そこにはあんま触れてなくてスミマセン(;^_^A 一章までは本当にひきこまれて読んでいたんで、余計力入って普段なら指摘しないとこまで指摘しまっただけです。 ミステリーのことはよく分からないんであんま参考にならなかったかもですが(;^_^A 修正頑張ってくださいねー。
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