夏はその日、終わった。

優輝

8分 (4,231文字)

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あらすじ

最後の夕立が地に籠った熱を全て奪い去って行ったその日、夏の残り香は唐突に消えたようだった。 跡形もなく。 痕跡も残さず。 夏はその日、終わった。

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感想・レビュー 3

雨の日の電話ボックスの中、というシチュエーションが素晴らしいです。 奥ゆかしくも耽美的な「百合」、こういうものならもっと読んでみたいと思いました。
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私、この作品大好きです。 イベント参加しないのか~。 ホラーな演出からの転換。 丁寧な情景描写。 二人の秘める想いの切なさが、雨の音とともに胸に迫ります。 時間の流れに置き去りにされたような電話ボ
ネタバレあり
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読ませていただきました。 電話ボックス、懐かしいですね。言葉遣いや描写も重なり、少しレトロなしっとりとした雰囲気の作品。 ぽつんと周りに何もない場所にあるたったひとつの雨宿り場。 期待を持ちながらも
ネタバレあり
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