感想・レビュー一覧 9件

表面的に凄く仲良く見えても、大人顔負けに複雑にドロドロと歪んだ子供の世界って確実にあるんですよね。 秘密基地にお菓子を持ち込んで、美しい蝶々を採集するという楽しみ共有する友達。 でも、その友達はちょ
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完全に裏切られました。 中盤辺りから何となく友人の死を予感していたんですが、まさかのラストで驚きました。 とても朗らかな始まりで、よくあるような小学生同士の会話。 蝶々を取る事に夢中である健全な少
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3、4年生の小学生のイメージがありました。 主人公がその年齢なのは効果的です。とても恐ろしく思えました。 主人公は完全犯罪を試みており、犯罪の仕組みを理解している。 その上、理科、科学が好きで、頭も良
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綺麗な描写で読みいっていたのですが、ラストにぞくり。 いかにも男の子らしさが滲み出ているにリアル。 蝶の命を奪うことと他者を奪うこと。 それは残酷だけど美しく感じてしまう。 まさに耽美な作品
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こんばんは(^ ^) お邪魔させていただきました。 読了してすぐに思ったのは、はて主人公の彼は徳野君をどう思っていたのか、ということで。 主人公の彼は確かに、徳野君に対して、羨望のようで蔑むような
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仲良しの2人組かと思いきや、そこには物で操る支配欲と仄暗い劣等感がありました。 金持ちと庶民の関係を、タブレットと虫網というアイテムで分かりやすく表現しています。 読み進めていく内に、ジワジワと言
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僭越ながらレビューさせて頂きます。 子供の純粋な心。それは時として残酷。 たんたんと語られる蝶の陰に、恐ろしい計画が盛り込まれていますね。読者に悟られないための手法が使われ、最後のオチでは驚かされ
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主人公の男の子が友人? に対する嫉みを始めとした憎悪。 それがどんどん膨らんで行くのが、少しずつ語られて行く。 最後にその憎悪に対する答えが実行に移され、望んでいた結果を目にする。 「またね」
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純粋な悪意。 それとも 悪意の正当化。 この物語を読んで真っ先に浮かぶ言葉はこのふたつ。 真っ白な心に「妬み」「嫉み」「嫌悪」といったシミがじわりと広がる気持ちの悪さ。 淡々と描かれる少年の心。
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