kiss~朝が来れば、君は~

彼を忘れられる日までは、好きでいればいいと思っていた。

早川素子

恋愛 完結
9分 (4,881文字)

13 30

あらすじ

私たちの関係を説明できる人なんていないだろう。 だって私も、たぶん彼も、 二人を繋ぐたしかなものなんて 何一つわかっていなかった。 ただひとつ、私が彼を好きだということ以外は。 ――――――――

目次 1エピソード

感想・レビュー 5

「恋人」という既成の関係に縁取られないオトナな関係。 キスをする。抱きしめる。けれどそこには約束も未来もなく、朝が来れば彼は去っていく。次にいつ会えるのかもわからないのに、それを見送ることしかできない
ネタバレあり
1件
6ページとは思えない深い広がりを見せる大人のビターなストーリー。 達観したように見えて、胸の底に燻ぶる彼女の想いにこちらはどっぷり浸かり。 なんだかんだと切れずに続いた関係だけれど、その立場もカラー
ネタバレあり
2件
同棲し、ずっと傍にいる時には見えなかったお互いの本当の部分。 けれど、離れてみて、別れてみて、お互いに別々の人と付き合い、紆余曲折あったからこそ、本当に大切な人は誰なのかが分かる。 切なく、悲しく。
ネタバレあり
1件
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その他情報

公開日 2017/2/15