それでも君を愛してる

私は名もない桜の木の精。そう、あの日、君に話しかけられるまでは

壱度木里乃

BL 完結 過激表現
14分 (7,986文字)
気がつかなかったんだ。君が人の若者としては常軌を逸した形で、私に想いを寄せていたということに

52 4,617

あらすじ

忙しなく忙しなく日々を過ごす住民の風景を、仲間の木々たちと見守りながら、 気のせいではなく、確かにそこに存在する木の精・・・なんて、聞き手のいない ダジャレを独りで言っては、独りで笑って過ごしている精

感想・レビュー 3

やさしいやさしいおはなしです。 わたしもこんなやさしいであい、おもいをしてみたい そんなやさしいきもちになりました。
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人と人ならざる者との幼い日の出会い 桜の木の下で育む、少し乱暴な思春期の、赤裸々な愛と狂おしい思いが甘く切なく描かれていて素敵です。 真実の愛を知り、あるべき場所へあるべき者同士が旅たち それを見
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優しい世界です。 美しい文章が秀逸で、すぐに世界に引き込まれました。 桜の花びらが柔らかく舞う空間にいるような、幻想的でそれでいて胸にささる恋のお話。 ああ、だけど、この優しくて幸なせ時間が永遠
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