感想・レビュー一覧 6件

オムニバスだけでは終わらない

こちらの作品、切なくて苦しいカタオモイと春夏秋冬で彩られるオムニバスの物語では終わらないです。 春夏秋冬で分けられていた世界観の物語は、次の物語に繋がり、産んでいました。 作者様の繊細かつ精密に計算し
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恋した人は、人ですか?

恋心がたとえば赤い糸ならば、不思議に刻を超え人を超えて、結んだかと思えばほどけていきます。 そしてほどけた恋心の糸も、消えたりはしないのです。 風にただよい、いつしかやんわりと、抱きしめるみたいにくる
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四季が巡り空気が清澄です

格調高い文章、しかし肘張らずドキドキする美しい作品でした。長い時をかけて温められていただけのことはありました。この作品で幾つ新しい言葉や心の深さを知ったことでしょう。これからの二人(二組?)に幸あれと
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連綿とした・・・

物語の長さに想いを馳せているところです。この作品との出会いは昨年の夏になりますから、はや1年が過ぎようとしています。夏臥師の一族の始まりからゆっくり読ませていただいて時を経て令和の世代になっていました
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それぞれの味わいを持って、丁寧に描かれる、 四季の物語。

詩のように美しい、物語の始まり。 季節の香り、 時の流れ。 四季を想う、そんな情緒にあふれています。 遠くから聞こえてくる、少女の声。 物語の世界へ、誘われる様に思います。 人ではない、 花
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少しだけ寂しさを感じる距離感

続き物のようですが、春の章だけでキチンと一区切りになっていて読みやすかったです。たまに見かけるあの面白い実つける木の名前もわかって良かったです。名前に聞き覚えはあったんですけど何故か一致しなくて……。
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