感想・レビュー一覧 5件

「いいえ、あなたはいつもご立派でした」

三読目です。読むたびに背筋が伸びる心地がして、心の中に涼しい風が通り抜けていきます。 まず目を瞠るのが人物/風景描写の濃やかさです。精緻な工芸品のようです。これほど絵画的に美を紙面に映すことができ
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濃厚にして

涼やか。 体の真ん中を風が通り抜けて行きました。 『感銘』以上の言葉があるのなら、それを贈りたい。
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5回拝読しました。

重いテーマなので、軽々しく流し読みしてはいけないと思い、5回読ませていただきました。 私よりずっとお若い作者さんが真面目にこのテーマに取り組んで美しい文章に昇華させた事に敬意を表します。 登場人物の心
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せつない

本当に本当に楽しみに待っていたのでしょうね。 特に2ページの初子の語りが、一瞬に時を遡らせてぐらりと揺らぐように感じます。 暑かったでしょう。そして熱かったでしょう。 生き抜いた彼も、ようやく肩の荷を
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作者持ち味の、確かな知識に基づいた過不足のない描写、特に着物から始まっての人物描写はそれだけで一見の価値アリです。 ここまで和の描写をできる書き手さんは他におられないでしょう。ストーリーと構成はもちろ
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