受賞

そして王子は塔を出る

物語の神の加護を受けた者は、物語るに相応しい人生をさだめられる。

悠井すみれ

12分 (6,604文字)
妄想コンテスト「一冊の本」参加作、児童文学風の短編です。

9 40

あらすじ

我が子の幸せを望んだとある王は、物語の神に加護を願い、一冊の本をさずかった。王子の人生の物語がそこには記され、結末を迎えた時には物語の神に捧げられるはずだった。後世に伝えられる名誉の物語が王の望みだっ

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