灰被りAの行く末

私はシンデレラにはなれなかった。

鬼木ニル

10分 (5,416文字)
妄想コンテスト「○○日和」用に書きました。

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あらすじ

伶奈と私が初めてこの街にやって来た日も、こんな柔らかな雨がしとしとと降り注ぐ春の夜であった。 哀れな灰被り二人は、魔法使いに出会うより早く自分たちの足で不幸な環境から逃げ出したのだ。 シンデレラにな

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

とてもリアルなずしっとした重みを感じる作品でした。ほとんど説明文で構成された独白型の小説ですが、主人公の心情がこれでもかというぐらい伝わってきます。暴力を受けて育った絶望の日々から、満を持して他県に飛
ネタバレあり
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