メヒシバが描く分布曲線上の私たち

残暑のメヒシバを見ると思い出す――繊細だった”あの子”のことを。

エナガ

5分 (2,667文字)
3ページ完結の短編。妄想コンテスト「あの子がいなくなった」参加作品です。

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あらすじ

高校時代の友人であった”ゲーテ”は繊細な少女だった。生物のレポート課題である、メヒシバ花序の本数に関する分布曲線を見て、”端っこ”を指差しながらゲーテは言った――「私はね、きっとここに存在しているわ」

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公開日 2019/8/23