握りしめた躊躇いを川へと投げ捨てて

コンテスト参加作品

高光ゆつき

恋愛 完結
3分 (1,584文字)

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あらすじ

「ごめん」 掠れた声で、小さく、彼は呟いた。 私を抱きしめる手に力を込めて。 私は何も言葉にならなかった。 抱きしめ返すこともできず、躊躇いだけを握りしめて。 地域おこし協力隊として地元へ戻

感想・レビュー 1

何度も読み返したくなる切なさ。

言葉すくななやりとりの中に、どうしようもできないもどかしさが溢れていて、好きです。 何度も読み返したくなる切なさです。
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その他情報

公開日 2019/11/30