「親愛なる父上へ」

余命が僅かである事を予期した魔法使いが父に宛てた手紙。

ひととせ

16分 (9,067文字)
「緑の風と小さな光」のセレの父王への想いを綴ったものです。本編を知らない方にも読んで頂けるような形にしました。

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あらすじ

虚弱な身体で産まれた為に王位を継げず、独り離宮に暮らす事になったセレ。 自分の最期が近いと悟り、語り合う機会の少なかった父王への想いを便箋に書き綴ったものの、それは手渡す機会も無く、そっとしまい込ま

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公開日 2020/6/16