大正霊能科学奇談〜我ら、玄洋に眠る有象無象なり〜

大正時代。これは、霊能者による霊能者のための弔い合戦である。

小谷杏子

4時間11分 (150,009文字)

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あらすじ

大正二年。潮風が捲き上る黒海の地、福岡・生の松原で、奇術師の一色天介はある日、後藤祥馬という少年に出会う。どうやら彼は「人の未来が視える」らしい。 この出会いが引き起こすのは、究極の不運か。それとも救

感想・レビュー 1

玄界に眠る有象無象の波に飲まれる青年の物語。

大正時代を舞台にした、ひねくれ奇術師と霊能者の物語。 離れそうで離れないコンビが西に東に歩む物語は、妖怪、神様、果ては未来人まで登場し、ころころと予測不能に転がっていく。 反目するふたりの息があう
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その他情報

公開日 2020/9/1