廃墟の美少女(短編)

廃墟を訪れた男は白い少女と出会った。だが、その少女は・・

小原ききょう

14分 (8,374文字)
廃墟を訪れた男は白い少女と出会った。だが、その少女は・・

59 1.4万

あらすじ

失業した主人公は故郷にある廃墟を訪れた。 そこで待っていたのは、 白い少女だった。 *表紙はフリー画像です。

感想・レビュー 3

魂となった少女と主人公との出会いに儚さの中にも爽やかさを感じました。

少女は、このお屋敷がとても好きだった。 習い事をして、夢もあったでしょう。 素敵な叔父様もいて…。 大人になれずに亡くなってしまい、楽しい思い出のある今は廃墟となってしまった「ヘルマン邸」に遊びに来て
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すべてが絵画をみているような……

白昼夢と現実が交差し、自分がどこに立っているのかわからなくなるようなお話でした。 わかりにくいかもしれませんが、ただただすごいと思いました。 美術館に出かけて、名前も知らない初めて見る絵に感動し、その
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職を失い郷愁に浸る男がみた,夢では片づけることのできない,ひと夏の出来事。

四十を前にすべてを失った男は,幼い頃に過ごした故郷に残る廃墟を訪れる。なぜそこへ行ったのか,なにが男をそこに引き寄せたのか,すべてが謎であり読み手の想像を掻き立てる。 昼と夜の境目である逢魔時,男は廃
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