感想・レビュー一覧 6件

人の情にあふれた作品

まず冒頭から作者様の高い文章力に圧倒されました。 作品全体での登場人物のセリフの描写にも非常に興味をそそられ、気がつけば作品を本棚に入れていました。 物語の時代設定が太平洋戦争下から戦後にかけてと現
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魁君の喪失と再生

昔の少年、かつての日本男児は皆、 何処か主人公の魁君のようだったと思う。 武骨で不器用で芯は優しいのだけど上手く出せない。 時代背景が、魁君の下手くそな生き方を加速させる。 優しさ、純朴が誤解された
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少年は感情で考えることを知らないが、いつだって愛情に囲まれていた。

 巧みな描写力、繊細な感情の機微を美しく描きながら、物語自体は鋭く人間の本質を突いていく。そんなドラマの数々に惹かれ、ただいま作家読みの真っ最中です。  作者さまの作品には共通の用語/人物が絡んでいる
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戦争による人々の関係性の変化が切ない

物語全体が、魁の性格が全面に現れたような、不器用で悲惨な、けれどどこか優しく、陽の光の暖かみを感じられるような作品に思えました。 魁は昔からずっと、人の優しさや愛情などといったものに鈍感で、きっとこ
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臨場感からの開放

本作は、大きく色の違う前半と後半に分かれる。 前半は戦時中の人々、街の様子から、時代の空気、主人公を取り巻く人間関係が描かれる。 その時代の空気を担うしっかりとした文章力で紡がれる景色は、筆者が本当に
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すれ違う気持ちが切ない

 終戦前後の東京近郊を舞台に紡がれる物語。  普段の生活でも起こりうる誤解、思い込み、先入観というものに、戦時下という非日常が拍車をかける。  ペコメを入れながらああ、私も先入観に囚われていたと気づか
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