蒼穹 -小説 山崎闇斎-

師の導きで禅僧として土佐に渡った山崎闇斎が、儒学者として立つまでの物語。

きさらぎ

17分 (9,855文字)

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あらすじ

「学ぼうとする者を追い払うのか!」 対面前の控えに使われる狭い間の奥に、三人の僧と、彼らに向かって拳を握り、仁王立ちしている若い僧の背が見えた。 「そんな寺なら、火を放って何もかも灰にしてやる。お

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