花びらが三枚

花咲く小さな物語を三つ、並べてみました

Suzugranpa

59分 (34,976文字)
「一輪ほどの温かさ」の奏のイラスト(9話)を三たび差換えました

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あらすじ

 花がモチーフの短編三部作です。驚くような事件や展開はありませんが、季節季節にそれぞれの花が咲いてゆくように、淡々と過ぎてゆく、ありそうな光景を物語にしました。キャストの年代もそれぞれですので、人生の

感想・レビュー2

読みやすく心温まる癒しの物語達

タイトルにもあるとおり、三篇の物語の詰め合わせです。一つひとつは別々のお話ですが、続けて読むことで感じるものがある……そんな寄せ植えのような集まりです。 登場人物も環境も物語ごとにバラバラで、高校生、社会人、高齢者、様々な立場の方の人生のうち、ほんの一欠片を覗かせてもらうような感覚で読みました。 主人公をとりまく人々にもドラマがあって、それらが噛み合うごとに覚える幸福感は、まるでいつもの通り道で寄り添い咲く花を見付けた時のようでした。 小さく確かな幸せを受け取ったり噛み締めたりって、現実では中々難しいことですよね。 この物語はリアリティがありながらも読む時のストレスがないため、気軽に癒しと
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三つのお話のどれもが、ほっこりと心の温まるものでした。

 この中で、一番のお気に入りは『カーネーションはピンク』です。赤でも、白でもなく、ピンク色のカーネーション。花言葉の意味とともに考えると、彼女たちの優しい思いが溢れる描写に心がくすぐられます。  トップバッターの『一輪ほどの温かさ』は「青年、頑張れ!」と応援の気持ちに。若干(?)、受験を頑張る動機が不純(?)で短絡的で、でも、そこがまた良くて。桜は何もしていないようでいて、でも実はそっと手を差し伸べている、彼・彼女の思いに応えているかのような描かれかた。これまた読んでいるとくすぐったい気持ちに。大学の敷地内に勝手に桜を植えるのは間違いなくNGですから、きっとあとで怒られたことでしょう。そしてそ
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その他情報

公開日2021/4/24

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