貴方の声

夫を亡くしてから、私はずっと独り、悲しみの発作と戦っていた。

羽鳥湊

14分 (8,000文字)
久々の新作公開にドキドキが止まりません。

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あらすじ

妄想コンテスト『夕立』応募作品です。 優秀作品選出頂きました! 夫が亡くなり、一人暮らしをする私。 室外機の上に住み着いた猫が気になりだして。

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目次 1エピソード

感想・レビュー 1

悲しみに寄り添うのは

 最愛の夫の死をきっかけに、悲嘆の底で日々を過ごすようになった主人公。外出もままならず、人に遭う事も恐れる悲しみの発作の中で、彼女は一匹の猫と出会います。  劇的とも言えない僅かな日々の変化の中、彼女
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