鍵と暗号

だから、僕は書くのだ。

森岡 伶

14分 (8,000文字)

4 640

あらすじ

死んだじい様が、生前僕に託した貸金庫の鍵。 僕はそれを開けた。小切手や宝石を期待して。 しかし、中に入っていたのは別の銀行の鍵と、暗号のような謎の文字列。 そして、次の銀行でもまた鍵と謎の文字列が……

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

夢、家族、そしてじい様の夢……この物語には人生の意味が詰め込まれている。

 物書きになる夢を諦めかけた主人公。その心に火を灯すのはじい様の粋な遺品だった……。  家族というものの在り方と、特に仲の良かったじい様との想い出。その流れる様な演出で物語の世界はより身近に、そし
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