傍らに

時代物。短編。ある女の集大成を見守るものたち。

えの

恋愛 完結
3分 (1,453文字)
名も無き女の生き様。束の間なれど満ち足りた瞬間。

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あらすじ

女が外を見ると雪が降っていた。 それはあたかも…… 逢いたくても逢いたくても叶わぬ。 苦しくても苦しくても生き抜く。 やがて女は旅に発つ。 いつも傍らにあったものに見守られて。

感想・レビュー 1

ひとひらの雪恋人の胸に溶け

儚く哀しく清らかな日々 秘めたる熱を抱きしめて 真白き雪の結晶と実りて 二人いつしか溶け混ざり 雪景色清潔な風情芳しく 濁りなき恋魂永遠に運ぶ
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