雪のベール

手のひらに落ちた雪の結晶に、小さな心の旅路が見えた気がした。

うめゆみ

14分 (7,993文字)
久々に投稿します。雪山に思いを馳せて書いたのですが少しでも気持ちが伝わったら嬉しいです。

34 52

あらすじ

誰にでも秘密はある。気づかぬふりをしていても、ときどきぼくの心に影を落とす。そんなある日、ひとひらの雪がぼくの心を溶かした。

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

年ふりて……つもった雪の下から、過ぎし日が顔を覗かせたとしたら

中年の主人公が雪降る夜に体験したファンタスティックな出来事、それは雪に覆われた過去とかつての思いを現出させる。 完成度の高い掌編だ。人生の半ばを過ぎたくらいの読者なら、いろいろと思うところがあるだろう
1件1件