受賞

愛の讃歌

もしも幽霊だのお化けだのが存在すると言うなら、今すぐ彼女に会わせてほしいものだ。

さくら花菜@短編コンテスト開催中

14分 (7,957文字)
妄想コンテスト『今日から私は』で佳作いただきました。ありがとうございます。

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あらすじ

丸の内の路地裏、とあるビルの地下にひっそりと佇む『スヴニール』は、知る人ぞ知るコーヒーの名店である。 カウンターの隅に座るのは、悲しい記憶を抱えた男。彼はひとり、何を思うのか。 一方その頃、幸せな未来

感想・レビュー 6

恋愛ミステリ的な

 事故により失った婚約者との思い出の喫茶店を訪れる主人公。彼が恋人との時間を思い出し懐かしむ一方で流れる別のストーリーに感じる矛盾と繋がりに、読み手は翻弄されます。  理由が明らかになり、真実が詳らか

色々、忠実に再現している素晴らしい!

オカルト信じる派として、僭越できが感想書かせていただきます。 幽霊の諸説を把握した上で作品に取り組んだのが伝わりました。 謎解き要素もあり、構成が素晴らしい。リアタイできなかったですが、さくらさんは考

音楽でもあり絵画でもあるような、美しい小説。

見事なまでの情景美。そして静かに音楽が聴こえてくるかのよう。読み進めるうちに、ふと、ほろ苦い珈琲の香りがしてきて、読者の五感を刺激する。これほどまでに巧みな描写、表現はなかなかウェブ小説界隈では出会え
ネタバレあり
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