感想・レビュー一覧 4件

織り糸一本のような

 互いを想う故の行き違い、すれ違いは強く胸を締め付けるものがありました。ただひたすらに、読後の強烈な切なさに痛みを感じています。  兄と妹、二人の関係性は幼き頃の出来事から通じて織り糸一本のような張り

共依存の果てにあるもの

物語は唐突に訪れる理不尽な悲劇から始まります。 幼い妹を支えるために、身をこなして働く兄。そして健気にその生活を支える妹。しかし、妹もまた兄を支えようと身体を売ってお金を稼いでいました。 物語は切な
ネタバレあり
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あまりに残酷な恩返し

互いを思いやるあまり、それが常に一方通行であってしまう様がリアルでした。 思い返せば原作も、鶴が献身的に作った織物をあっさりとお爺さんは売って生活の足しにしていました。別れという切なさが強調される作品
ネタバレあり
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どうか、この二人に幸福を

ある雪の降る日に両親をなくした幼い兄妹。その日からふたりはお互いを支えあいながら、自由を夢みて生きていくと、そして決してお互いのために無理はしないと誓いあった。そう誓ったはずだった。お互いを大切に思う
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