カササギの本望

童話「織姫と彦星」を、ちょっと変わった角度から大胆にオマージュしました。トコダ発の恋愛ジャンルです。

トコダ トコ(旧・床田とこ)

恋愛 完結
25分 (14,804文字)
「牽牛への想いを募らせた織女は、鵲の翼に乗り天の川を渡りました。 晴天の七夕、年に一度だけ織女は牽牛に会えるのです」

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あらすじ

 男は、少年と少女を守りたい一心で。  少女は、その想いにひたすら一途に。  少年は、男と少女にとっての一縷の光。  ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★  主人公・笠鷺は、二日後に迫る

感想・レビュー 3

トコダトコ作品のどこが好きか分析する

潜水艦7号さんとトコさんの対談を読み、トコさんは各作家さん・作品のどういうところが素晴らしいのか言語化できていてすごいなと思いました。 そこで、私も「カササギの本望」を読んで、トコダトコ作品のどこに惹
ネタバレあり
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詩的な表現が映像美として浮かんでくる傑作

終始美しい文章表現が目を引く、素敵な作品でした。 三人の背景として描かれる過酷な環境が、少し過ぎるような献身行為をさせ、仲が良いはずなのに消化しきれない三角関係を招く。 それぞれの葛藤がありながらも、
ネタバレあり
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ふたりを大切に想う主人公の優しさに惚れる

幼なじみである沙織と笠鷺、そしてアタル。それぞれに傷を抱える三人は、ちいさな頃から互いを支えあうように必死に生きてきた。アタルに惹かれていく沙織の気持ちに気づきつつも、沙織に対する恋心にもがき苦しむ笠
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