薄紅色の、散る。

「さよなら」までの時間が、残り少ないことはわかってた。

月ヶ瀬 杏

恋愛 完結
9分 (5,221文字)

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あらすじ

桜の舞い散る季節。 あなたに抱いた恋心を、きっと一生忘れない。 この先、何度季節が巡っても。

感想・レビュー 1

小さな果実ですが…

月ヶ瀬さまの作品は、何れも百人百様の恋を一つ一つ丹念に拾って、皴を伸ばして光を当てて、それぞれを掛け替えのない物語に仕立ててくれます。時々その過程に小さな棘や、ちょびっと痺れる毒が盛ってあったりします
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