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君の歯にしか興味はないはずだった。なのにいつからだろう。君の心を守りたいと思うようになったのは。
緒川ゆい
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沈黙の貴公子は、風呂場で鼻歌を歌う
換気扇の向こうでもいい。歌って
寝室は別にしたいです、と彼は言った。
この日が続く限り
桜雨と俺の矛盾
四月一日の白雪姫
白亜の塔の君を河津桜の根元で待つ
踏みつけの桜
おにぎりは太陽に焦がれて
冷蔵庫になりたい私は
くらげのように強く柔らかくたゆたうように書いていきたい
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