受賞

踏みつけの桜

それは私が見る最後の桜だった。この花見が終われば。

緒川ゆい

SF 完結
14分 (7,960文字)
執筆BGM 美波 ホロネス

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あらすじ

「同伴者申請書」。 やがて地球は終わる。政府は地下シェルターを建造したが、すべての人間が救われるわけでは当然なかった。 研究者、萌はシェルターに選ばれたひとりだったが、共にシェルターに入れるのは血縁者

感想・レビュー 2

脳内上映、最高の名場面を。

 地上に日光が届かなくなる。  『奇跡』の確率で太陽の光を享受していた地球の軌道が変わり、すると往々にして奇跡を逸した地上は生命を維持できなくなる。  絶望的な近未来を直前に、科学者である男女二人には
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桜の魅せ方に脱帽です

「お花見」というお題で、こんなにも桜を幻想的に、付加的に魅せられるものなのか、と衝撃でした。 設定がちゃんとしていて違和感なく引き込まれ、この先どうなるのかと手が止まりませんでした。 大賞おめでとうご
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